布団専用のダニクリーナーでは紫外線でアレル物質を殺菌しています。たしかに紫外線は殺菌効果があるといわれています。ではなぜ紫外線には殺菌効果があるのでしょうか?まず紫外線とは何かということから理解しましょう。

紫外線は電磁波の仲間

まず紫外線は電磁波の仲間です。電磁波とは電場と磁場の波です(とりあえず何らかの”波”ということです)。”波”には海の波や音の”波”があります。”波”は”山”、”谷”が連続しています。”山”と隣の”山”との間隔のことを”波”の波長といいます。


波

例えば音の波だと、低い音は波長が長い音になります(”山”と”山”の間隔が長い)。そして高い音は波長が短くなります(”山”と”山”の間隔が短い)。渋いおじさんの声は波長が長くて、甲高い女性や子供の声は波長が短いということです。

電磁波も同じです。波長の長い電磁波から波長の短い電磁波まであります。たとえばテレビやラジオの電波は波長がとても長い電磁波です。

光も紫外線の仲間

そして重要なことは可視光線も電磁波のであるということです。可視光線とは、「人の目に見える電磁波」の領域のことをいいます。ほとんどの電磁波は目には見えませんが、ほんの少しの波長領域の電磁波だけは見えるのです。

そして人の感じる”色”が、電磁波という”波”の波長の違いに対応しています。波長が長い、おじさんの低い声に相当するのが、赤色です。そして波長の短い、子供や女性の甲高い声に対応するのが青色になります。下の図の可視光のところで右側の赤側から青側に連続的に変わっているところが波長に対応しています。

電磁波
スガツネ工業HPより引用させていただきました

紫外線は紫の外側

さてここで注目すべき点は、波長が一番短い左側は紫色だということです。実は紫外線とはちょうど紫の外側の領域の電磁波という意味なのです。そして紫の外ということは紫外線は当然目には見えません。ちなみに英語では紫外線はUVですが、UltraViolet の略です。つまり紫(Violet)を超える(Ultra)という意味です。

赤外線は赤の外側

鋭い方は、波長が短い側に紫外線があるということは、波長の長い側(赤)も同様なのではと思われたかもしれません。正解です。波長の長い赤の外側の領域の電磁波は赤外線です。つまり赤外線は波長が赤色より長くて目には見えない領域の電磁波のことです。

赤外線は身近なところではリモコンの信号や、携帯の赤外線通信に使われています。

紫外線も赤外線も浴びている

そして紫外線も赤外線も目には見えないだけで、太陽の光には含まれています。天日干しをすると殺菌作用があるのは太陽の紫外線のおかげです。また日焼けするのも紫外線があたるからです。