そもそもダニってなんでしょうか?ダニのことは知っているようで実はほとんど知らないという人が大半ではないでしょうか。ここでは意外としらないダニの常識を紹介しましょう。

ダニは昆虫ではない

まずダニは昆虫ではありません。昆虫とは全然身体の作りが違います。下の図を見てください。


ダニと昆虫

青木淳一・ダニにまつわる話を参考に作成


昆虫は身体が頭・胸・腹の3つに分かれていますが、ダニは分かれてません。ダニはずん胴です。

昆虫の足は、2×3セットの6本が胸から生えています。一方ダニは2×4セットの8本の足を持っています。

さらに昆虫には複眼という立派な眼と触覚がありますが、ダニにはどちらもありません。

こうしてみると、ダニは昆虫よりも大分シンプルな作りをしていますね。分類学上はダニは昆虫よりもサソリに近いです。

ダニは多様性が半端ない

普通の人が知っているダニと言えば家で悪さをするダニくらいか、良くても吸血性のマダニくらいでしょう。

しかし実はダニの多様性は半端ないのです。日本だけでも1800種以上、世界では約5万種ものダニが報告されています。しかもこれは名前がつけられたダニだけです。

住んでいる場所も多様性に富んでいます。地上、土の中、樹の上、他の動植物の身体、水中にまでいます。そしてほとんどの人間の毛穴や皮脂腺にまで住んでいます。人に寄生するダニについては顔ダニって何?を読んでください。

⇒顔ダニって何?

ほとんどのダニは害虫ではない

これだけ多様性のあるダニですが、ほとんどのダニは害虫ではありません。日本にいるダニの1800種のうち、人を吸血するダニは20種程度、つまり全体の1%ほどにしかなりません。

ほとんどのダニは人間とは直接関係のない場所で暮らしています。ほんの少しのダニが原因の害だけで、ダニ全体のイメージが悪いのはちょっとかわいそうですね。


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